株式会社ラペットテクノロジーズは、8月1日よりLuppetXの提供を開始しました。ユーザが「毎日気楽に」、「コンピュータの知識をそれほど必要とせず」、「簡単にかわいく動けるように」という方針のもと制作されたトラッキングソフトです。
LuppetXは特に、ゲーム実況や雑談配信など、上半身のみを画面に映す場合が多いVTuberの配信に特化して設計されています。人間の瞳の生理現象や自然な腕の動きなど、上半身の自然な動きをアシストする機能も搭載されており、わずか2つの機材を用いるだけでキャラクターが生き生きと動くような工夫が施されています。
LuppetXを使用するために必要なデバイスは、顔をトラッキングするためのWebカメラと、手をトラッキングするLeapMotionのみ。これらは約2万円程度で用意することが可能で、高価なVR機材やスーツなどは必要ありません。そのため、個人の配信者にも導入しやすいソフトウェアとなっています。
また、LuppetXは初心者でも容易に扱えるよう設計されています。操作やセットアップは最小限に抑えられ、LeapMotionを首に装着しカメラを自分に向けるだけで使用開始できます。事前のキャリブレーションは不要で、配信直前になっても安心して準備が可能です。
さらに、LuppetXはVRMファイルのキャラクターに対応しています。自作のキャラクター3DモデルをVRMに変換するだけでなく、BOOTHやVRoidHubから好きなキャラクターを利用することも可能です。また、VRoid Studioで作られたキャラクターも利用でき、最新の規格であるVRM1.0にも対応しています。
LuppetXでは、配信画面をより魅力的にするためのアクセサリー機能も提供しています。リボンや猫耳などのアクセサリーをキャラクターに装着することで、記念日やイベントにピッタリな特別な雰囲気を作り出すことが可能です。装着したアクセサリーはキャラクターの動きに追従し、首にネックレスや腕にマイクなど、頭以外の部位にもアクセサリーをつけることができます。
また、LuppetXではVMCプロトコルに準拠したモーションをリアルタイムに外部送信可能です。これにより、LuppetXで作成したモーションを他のアプリで使用することができ、自作のモーション受信アプリを作成することで、アニメーションを収録したり、動作を機械学習させるアプリなども作成可能です。
このように、ユーザが気軽にVTuber配信を体験できるよう、多彩な機能を持つLuppetXは、VTuber配信を始める方にとって非常に役立つソフトウェアと言えるでしょう。
個人向けライセンスは6600円、法人向けライセンスは99800円、いずれも買い切りです。