にじさんじを運営するANYCOLORは、5月25日、「当社所属ライバーに対するプライバシー権侵害行為への対応状況について」と題した声明を発表し、プライバシー権侵害行為を行った人物に対して発信者情報開示請求が裁判所に認められ、対象者が損害賠償金300万円を支払う内容の示談が成立したことを明らかにしました。
配信者に対する悪質な誹謗中傷行為が問題となるなか、同社の具体的な法的対応が明らかになりました。
以下、声明の全文です。
当社所属ライバーに対するプライバシー権侵害行為への対応状況について
日頃よりバーチャルライバーグループ「にじさんじ」を応援いただき、誠にありがとうございます。
ANYCOLOR株式会社(以下「当社」といいます。)では、当社所属ライバーに対する攻撃的行為及び誹謗中傷行為に対する具体的対応を進めております。
この度、インターネット上にて当社所属ライバーに対して権利侵害行為(プライバシー権侵害行為)を行った人物(以下「対象者」)の発信者情報の開示請求が裁判所に認められ、対象者が損害賠償金を支払う旨の示談が成立したことを報告いたします。
対象者は、特定のインターネット掲示板(対象となる著名人ごとに公開されたスレッドにおいて、ユーザーが投票・コメントを行うことができる機能を有した掲示板)において、当社所属ライバーの氏名、容貌等の個人情報を掲載する形で、当社所属ライバーのプライバシー権を侵害する行為を行ったため、当社所属ライバーが当事者となり、発信者情報開示請求訴訟を提起しておりました。
そして、同請求は裁判所に認められ、開示された対象者の発信者情報を基に、対象者に対する損害賠償請求を行った結果、対象者が300万円以上の損害賠償金を支払う形で示談が成立いたしました。
平素より当社所属ライバーを応援してくださっているファンの皆様に対しましては、この場を借りて改めて感謝の気持ちをお伝えいたします。
現在、当社では、当社所属ライバーと連携のうえ、当社所属ライバーまたは当社に対する権利侵害行為(名誉毀損、侮辱、信用毀損、業務妨害(いわゆる「荒らし行為」を含みます。)、プライバシー権侵害、脅迫、著作権侵害等)に対して、発信者情報開示請求(※)の訴訟提起も含めた法的対応を複数進行しております。
※ 発信者情報開示請求によりプロバイダから権利侵害を行った人物の情報の開示を受けたうえで、順次、対象者に対する損害賠償の請求又は刑事告訴等を進める形となります。
当社は、今後も当社所属ライバーまたは当社に対する権利侵害行為に対しては、迅速に法的手続(刑事的な手続を含みます。)を講じてまいります。
引き続きの変わらぬご愛顧のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
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