バーチャルキャラクターに対話AIを組み合わせた接客サービスのプロトタイプを開発
大日本印刷(DNP)とウェルヴィルは、日本語対話AI「LIFE TALK ENGINE」を活用したバーチャルキャラクターによる接客サービスのプロトタイプを開発しました。小売店や商業施設での接客に役立つこのサービスは、5月10日から12日に東京ビッグサイトで開催される「第7回AI・人工知能EXPO【春】」で展示されます。
本サービス開発の背景には、人手不足が小売業界の課題となっていることがあります。リアル店舗でのコミュニケーションや買い物体験が重要な要素であるため、優秀な接客スタッフの確保が求められています。また、メタバースなどのバーチャル空間でも、AIを搭載したキャラクターへのニーズが高まっています。
このサービスでは、ウェルヴィルの開発した日本語対話AI「LIFE TALK ENGINE」を搭載したDNPオリジナルバーチャルキャラクターが、施設や商品の紹介や接客を行います。この対話AIは、短期間で柔軟に変更や修正が可能で、声による感情判定も行い、リアルタイムに返答できる高速エンジンが特徴です。これにより、表情豊かな対話型コミュニケーションが実現されます。
今後、リアルな店舗や商業施設やメタバースでの利用を想定し、2023年度中のサービス開始を目指します。5月下旬に東京アニメセンター in DNP PLAZA SHIBUYAで展示し、検証・調査を行う予定です。また、スマートフォンで表示させる観光DXサービス「街歩き×対話AI」の検証も行っていく予定です。